お久しぶりです。今回はfinalのE5000の長期使用レビューを書いていきたいと思います。
発売してからしばらく経っているので基本的なデータについては公式サイトで御覧ください。
価格は29800円ですが、final公式のオンラインショップでは初回購入の方に限り、友達紹介制度を使って10%割引で購入できます。私の紹介用IDは「sayagen」です。
制度についての詳細は公式サイトで確認してください。


使用感
 E3000より長さがあるので耳に深く挿したまま長時間使っていると痛くなってくる場合があります。
遮音性はそこそこで、特に高くはないです。
LRの判別がすぐにできるようにケーブルに印がついています。これは非常に嬉しい改良で、F7200などのようにイヤーピースで見分けやすくする必要がなくなりました。
ケーブルは高品質のものになっています。F7200などと同じ材質のケーブルで、個別に買うと25000円ほどするケーブルですが、細部が若干違うのでE5000のケーブルについては中国製なのではないかと思います。(F7200のケーブルは日本製です)(写真は上がE5000、下がF7200等のケーブル)
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このシルバーコートケーブルは体質によっては長期間の使用で硬化する可能性があります。
こちらの記事で詳しく書いています。
付属のケースもより使いやすいように改良され、カラビナでバッグなどに引っ掛けられるようになりました。完成度の非常に高いケースで、別途ケースを用意しなくても良いと思います。
E5000-09
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音について
低域
 このイヤホンの最も特徴的な部分だと思います。非常に締まりのある低域ではなく、沈み込むわけでもありませんが分離感はしっかりあって他の帯域を邪魔せず量感もあります。
特徴としては低域の「震え」成分をうまく表現できる音だと思います。バスドラムの震え方、ベースの弦の震え方など、生の音に近いような味付けでありながら、聞き分けられる音作りになっています。


中域
 finalの特徴でもありますが中域の作り込みは上手です。特に息を使った音の表現はピカイチで、ボーカル・金管楽器は独特の艶があります。
中域を目立たせようとしすぎた、かまぼこ型で抜けきらない音ではないところが良いですね。


高域
 エージングでかなり変化する部分だと感じます。買ったばかりの頃は低・中域に埋もれているような、抜けきらない印象の音でしたが、鳴らし込んでいくと明らかによく鳴るようになりました。
決して高域だけが前に飛び出してくるような音ではありませんが、伸びの部分が非常に気持ちよく聞けて、シンバルやハイハットなどが弾けた後の響きもしっかり聞き取れます。
音の方向性としてシャープでキレのある音ではありませんが、スーッと伸びていく高域の気持ちよさを楽しめるイヤホンです。
音場の広さも相まって手前に迫ってくるような高域ではなく遠くから響くような高域で、刺さりや聞き疲れすることはないです。


このイヤホンの最も得意なジャンルは「生音系」ですが、大体のジャンルでも気持ちよく長時間聞けます。
苦手なジャンルは、激しい曲で一瞬のキレ、迫力のような鮮烈さが命という曲ですが、そういった曲はそもそもfinalのイヤホンに向いていないと思います。

E3000との違い
 価格帯の違いから基本的には全ての音の質が上がっています(解像度・音場)が、音の癖もそれなりにあるので安易に買うのは控えたほうが良いと思います。
E3000はE5000より音場が狭い分、音が近く感じられるので中域が目立ちやすく聞き取りやすいです。
E5000の方が低域に解像度、生音っぽい響きがあるので、オーケストラ音楽など低域に解像感のある迫力が欲しい方にはおすすめです。
試聴の際にはイヤーピースが合っているか、劣化していないかに気をつけましょう。劣化したイヤーピースの特徴についてはこの記事に載せています。劣化したイヤピだとE5000は音のバランスも相まって非常にのっぺりとした音になってしまいます。

E5000のここが惜しい!
サイズ
 e3000に比べて少し長くなりましたが、やはりE3000のほうが装着感が良いです。低域改善の為に長くなったようですが、今後の機種ではコンパクトになると嬉しいです。

ケース
 非常に使いやすいケースですが、イヤーフックをつけた状態で収納すると少しケーブルを挟んでしまいます。ポケットにいれるよりバッグなどに引っ掛けて持ち運ぶことが多いので、もう少し大きくしても良いかもしれません。

鳴らしにくい(DAPにパワーが必要)
 音量が非常に取りにくく、他のイヤホンよりボリュームを上げる必要があります。WM1Aはハイゲインで40後半、iphoneだと7~8割くらいの音量でちょうど良い音量でした。音のバランスのためにこのような仕様になったようですが、今後の機種では能率も確保しつつ良い音を実現してほしいです。

以上がレビューになります。それなりに音の癖のあるイヤホンですが、非常に気持ちよく聞ける音になっているので高額ですが買う価値のあるイヤホンだと思います。
それでは次の記事で会いましょう!